次世代ICT教育施設『スカピア』&「YASUULAB(ヤスウラボ)」IT技術で学童小学生向けゲーム開発体験会を開催
東日本電信電話株式会社 神奈川事業部(執行役員 神奈川事業部長:相原 朋子、以下「NTT東日本」)は、テルウェル東日本株式会社(代表取締役社長:谷 誠、以下「テルウェル東日本」)、横須賀市(市長:上地 克明)、株式会社イトナブ(代表:古山隆幸、以下「イトナブ」)と連携して、2023年8月25日(金)に次世代型ICT教育施設『スカピア』にて、学童小学生を対象にゲーム開発体験会を開催しました。
1.本取り組みの背景・目的
横須賀市は、市内外の企業や教育機関、影響力のあるプロeスポーツチームなどとの連携をより強化し、eスポーツを通じた新しい価値の創造や革新的なアイデアを生み出すコミュニティの形成を目指し、「Yokosuka e-Sports Partners」制度を2023年5月に始動しています。
NTT東日本は、「Yokosuka e-Sports Partners」制度の参加団体として、横須賀市における未来を担う若年層へのICT人材育成、eスポーツなどの新たなスポーツ文化の定着、地域住民の生活利便性向上に向けた各種支援を行なっています。
この度、NTT東日本がプロデュースする形で、テルウェル東日本が管理・運営する次世代型のICT教育施設『スカピア』を会場として、横須賀市主催の「横須賀プログラミング“夢”アカデミー」(https://yumeaka.jp/)プロジェクトで活躍する『YASUULAB(ヤスウラボ)』所属の学生プログラマーが講師となって、学童小学生を対象にゲーム開発体験会を開催することとなりました。
開催の目的は、以下の3点となります。
■普段遊ぶだけのゲームを、学生でも簡単に面白くゲーム開発することができることを楽しく知ってもらう。
■YASUULABとしても学生の社会貢献、学んだことを教えるというスキル、実際に稼ぐ経験につなげる。
■ICT教育を通じたスカピアでの地域交流機会をつくる。
2.ゲーム開発体験会の実施概要
(1)日時:2023年8月25日(金) <1部>10:00~10:50、<2部>11:00~11:50
(2)場所:次世代型のICT教育施設『スカピア』
<住所:横須賀市若松町3丁目1-6 NTT東日本 横須賀別館ビル>
(3)参加者:スカピア内学童施設「Nキッズアカデミー横須賀校」生徒・24名(各部12名)
(4)内容:
・ゲーム開発ツール「unity」について、スライド・動画で説明
・学生が作ったオリジナルゲームの紹介・体験プレイ
・「unity」を利用し、チュートリアルタイトル活用しつつ、参加者がゲームカスタマイズ(オブジェクト追加、空間色変更、アクション追加)などして楽しんでもらう
(5)実施模様:
3.参加児童・関係者コメント
(1)参加児童
「ゲームを自分の好きなように作れるところが面白かった。次もぜったい参加したい。」
「前にも別のやり方でゲームを作ったことがあるけど、今回も楽しかった。」
「初めてゲームを作ったので、アイテムを置く向きとかが難しかったけど、楽しかった。」
(2)『YASUULAB(ヤスウラボ)』所属の学生プログラマーである学生講師
「子ども達は、教えたことをすぐ操作できてしまうので、苦労が少なかった。」
「自分たちで考えつかないアイテムの配置など、子ども達らしい発想が多くて楽しかった。」
「教えたプログラミングによって、変化する画面をみた子ども達から新鮮な反応があり、普段得られない活力をもらえた。」
(3)横須賀市 経営企画部企画調整課 課長 若麻績 順哉
「子どもたちが、普段やっているゲームの開発に興味を持ち楽しそうに参加している様子や、中高生が講師として活躍している姿を見て、横須賀のICTの未来が開かれていくことを実感しました。今回の体験会は、学童が通う「スカピア」と中高生が活躍する「ヤスウラボ」の2つの拠点の連携で実現しました。今後、人材育成や地域コミュニティの活性化を軸に、両者の連携がさらに進み、本市において「ICTの活用が当たり前のくらし」が実現するよう、本市も支援を続けていきたいと思います。」
(4)イトナブ 教育部長 武山 将己
「今回の体験会では、子ども達が素直に感想を表現してくれるので成果がわかりやすいし、講師を担った学生も、日頃、子ども達に教える機会は少ないので、良い経験になった。今後も、夢アカデミーで学んだ生徒のアウトプットの場を増やして、エンジニアとして学んだことを、「YASUULAB」で地域の方と交流しながら教えていくことが大切だと考えています。」
(5)NTT東日本 神奈川事業部 地域ICT化推進部 加来 良太郎
「スカピアは未来ある若者の育成をテーマに学童保育やプログラミング教室といった取り組みを展開しており、地域企業と連携したコンテンツを模索していた。メタバース・eスポーツの市場規模が拡大している中、ゲーム開発ニーズが高く、子どもの選択肢を増やす意味でも価値があると考え、今回の連携・開催に至りました。子ども達に、普段遊ぶだけのゲームを、学生でも簡単に面白くゲーム開発することができることを楽しく知ってもらうことができたと感じています。今後も、持続可能な形態で初心者向けの取り組みをしていきたい。」
<参考>イトナブが運営するITプラットフォーム交流施設『YASUULAB』
中間支援組織として横須賀市と連携や地域企業の課題解決、マッチングを行います。
【「YASUULAB」で実現したいこと】
①若者が地域の企業・産業などを知り、地域に対する帰属意識の向上
②リーダーとして活躍する若者が次世代を育成する仕組みの構築
③社会的交流が乏しい引きこもりなどに対してプログラミングを学べる環境の展開
④地域企業、町内会などの団体が、ITに関する相談ができる場の提供
⑤IT関連の業務を受託、及び依頼をしたい企業のマッチング
⑥ITを学んだ若手が活躍できる組織や企業を創出
<*>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000027061.html
<参考>次世代型のICT教育施設『スカピア』
「子どもの成長を促す」「安心して子どもを預けられる」「多彩な習い事を受けられる」「ワーキングスペースで集中して働くことができる」「地域のコミュニティイベントを開催できる」等を実現できる、「保育・学び・ワーク・コミュニティ」をテーマとして、地域課題解決や時代にあわせた新たな子育てスタイルの実現に向けて、2022年4月から各種取り組みを展開しています。