スマブラのeスポーツにおける海外大会について

今回はスマブラのeスポーツにおける海外大会について書いていこうと思います。

スマブラは日本のゲームですが、海外でも大人気のゲームになっています。
大会の規模も海外の方が大きいものが多いです。

スマブラ最強プレイヤーも海外選手であると私は思っています。

日本よりも大会環境は整っているところもあるので、その辺りも紹介できたらと思います。

 

海外の大会環境など

海外と日本では大会の環境が大きく違う部分があります。

それは賞金がある事です。

日本の大会では法律の関係上賞金を出すことはできませんが、海外の大会ではローカルの平日大会ですら賞金がでます。

優勝したら、日本円にして1万くらいは貰えるものもあるそうです。

 

大型大会ですが5万円や7万円など、結構な金額をもらえることもあります。

入賞者にも出るし、サブイベントでも賞金がでます。
プロなどの活動資金にもなるのはありがたいことです。

日本では賞金が出ないので、海外の選手が来ないのではと言われています。

実際賞金も出ないし選手の平均レベルも高い環境での試合は、武者修行か日本が本当に好きな人くらいじゃないと訪れることは希少だと思います。

 

また、大型大会の会場にはVIP部屋と呼ばれるものがあり、プロや最上位の人たちは大会の時はその部屋でフリー対戦などができます。

大会の日に自分の調子を確かめたり、戦う相手との感覚を確認する事ができます。

やはりSWTポイントや賞金がかかっていますので、戦うなら強い相手で腕ならしをできるのは選手としても嬉しい事です。

 

また、お金を払うことで対戦する制度もあり、大会上位の常連選手とも対戦できる可能性があります。

これは対戦する機会がない選手からしたらいい経験にもなりますし、アドバイスなんかも貰えるかもしれません。

お金を払う事で上位勢もお小遣い稼ぎになったりするので、お互いにwin-winの制度だと思います。

 

海外大会紹介

Smash Ultimate Summit

通称Summitと呼ばれる招待制の大会です。

主催者側が選んだ６人と投票で選ばれた5人、Ultimate Nimbusという大会の優勝者の合計16人が参加する大会です。

日程は３日間で色々なイベントも開催される、まさにスマブラオールスターゲームと言っても過言ではありません。

 

メインの大会はもちろん、参加者による寸劇などの演出もあり、とても楽しめるイベントになっています。

大会では珍しく参加者以外の観客が一切いない環境での試合になっています。

なので彼らの試合を見るには配信を見るしかないということになります。

クラウドファンディングで資金調達をしているため、大型大会よりも賞金は大きく設定される事が多くあります。

 

しかも、招待選手の宿泊費や渡航代まで全て負担もしてくれる、至れり尽くせりの大会になっています。

招待制なのもあり参加選手か各国でもトップのプレイヤーが集まります。

そんな選手だけが集まっているので、毎回試合は大会の決勝戦のような熱く激しい試合が多いです。

寸劇からサブイベント、本線と緩急のあるイベント進行はまさにお祭りを楽しんでいるかのようです。

配信も24時間やっているので何かしらのイベントをいつでも見る事ができるのがsummitならではだと思います。

Smash World Tour

通称SWTと呼ばれる大会で、プロ選手はこの大会に出るために日々練習し試合に望んでいると言っても過言ではないです。

SWTポイントとは、大会ランクに応じて「Platinum」「Gold」「Silver」の3つにランク分けされています。

このランクは大会の規模によって決まります。

 

SWTの運営が決めるので開催する側が勝手に決めることはできません。

大会に参加するほど有利という訳でもなく、PlatinumとGoldの大会は成績が上から3つまで、

Super Silverは一番上、Silverは上から6つまでの大会しかポイントに反映されなくなっています。

手当たり次第に出場すればいい訳でないということです。

 

SWTに招待されるのは32人でそのうち2人は決勝大会前に開かれる、Last Chance Qualifierを勝ち上がったプレイヤーとなります。

残りの選手は各国のポイント1位の人が確定で決勝に行けるようになります。

まさに1年間のスマブラの集大成となる大会という事です。

この大会の勝者がスマブラ世界一の称号にふさわしいと思います。

 

安定して勝てるからこそポイントを稼げるのわけであって、その安定してポイントを獲得してきた選手たちで試合をするわけです。

安定して強い人を倒して勝ち続けられる人が1番強いと思っています。

なのでポイント安定して稼いできた人を倒し続け、優勝まで行ける人こそが今年最強のスマブラーだと思います。

Glitch

アメリカで開催される大会です。

2022年も開催されて、多くの日本人選手が参加しました。

賞金総額は6330ドル（日本円で90万円）規模の大会です。
SWTポイントはゴールドになっています。

 

惜しくも優勝は逃しましたが、かめめ選手が2位という快挙を成し遂げました。

海外の多くの強豪選手を倒して、準優勝するのは日本人としても嬉しい事です。

かめめ選手はスマブラSPではなかなか結果が振るわない選手でしたが、ここにきて頭角を表してきたので今後の活躍にも期待できます。

 

Glitchはスクエアエニックスが大会のテーマにもなっており、かめめ選手の使うソラは会場でも大きな注目を集めました。

決勝では今海外でノリに乗っているlight選手で、フォックス使いです。

結果は3-0とストレート負けでした。

海外の強豪が乗っている時の強さを改めて、実感するような試合内容です。

Double Down 2022

アメリカラスベガスで開催された大会です。
賞金総額は14805ドル（日本円で約213万）規模の大きい大会です。

この大会に優勝した選手は、summitに優先枠として招待されるものになっています。

 

SWTポイントはplatinaになっており、参加者は700人規模になっていたと思われます。

TOP6のうち3人が日本人という快挙を遂げました。

また、世界最強と名高いMk Leo選手を倒して優勝するなど、素晴らしい結果になっています。

メジャー大会では日本人初の快挙になっています。

ULTIMATE WANTED 4

フランスで開催された大型大会です。

賞金総額15000ユーロ（日本円で約215万円）規模の大会です。

SWTポイントはplatinaになっています。

 

参加者は700人を超えており、そこで優勝したのが日本のザクレイ選手です。

決勝戦も日本人同士という素晴らしい結果になっていて、海外の日本人の入賞ラッシュが止まらない時期でもありました。

本線の他には格闘キャラ限定のトーナメントがあり、このサブイベントはとても珍しいものになっていました。

そもそも格闘キャラをメインやサブで使う人が多くないので、ザクレイ選手も不慣れながらケンを使い勝ち進んだりと、とても面白いサブイベントになっていました。

 

優勝は日本人選手のあしも選手で、メインキャラのリュウで見事に勝ちきりました。

ダブルスもサブイベントとしてあり、日本は惜しくも2位という結果になっています。