【eスポーツの学校】授業で何を学ぶ?ゲームしているだけ?内容を調査してみた!

高校の部活動でeスポーツ部が増えてきました。
なかにはeスポーツを授業として取り入れている学校もあり、以前に比べるとeスポーツが認知されてきたのが分かります。

とはいえ、「ゲームは遊びでしょ?何を学ぶの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。

 

今回はeスポーツ科の授業内容についてお伝えします。

この記事でわかること
・高校のeスポーツ科の授業内容
・eスポーツ専門学校の授業内容

 

授業内容を知れば、eスポーツが将来の職業の選択肢の一つになるかも知れません。
最後までお付き合いくださいね。

 

eスポーツ科の授業はどんなことをしているのか?

eスポーツ科の授業がどのようなことをしているのか、気になりますね。

eスポーツ科の高校は普通科と同じで3年制、一方の専門学校は2〜4年制まであります。

 

今回は一例として、以下の学校の授業内容について紹介します。

・通信制のルネサンス高校
・東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校

ルネサンス高校eスポーツ科

「eスポーツ科」となりますが、高卒資格のため普通科目の授業があります。
ルネサンス高校は通信制なので、高卒に必要な単位を好きな時にオンラインでうけつつ、eスポーツは登校して学ぶ形です。

ここでは、eスポーツの授業に特化して内容をお伝えしますね。

ルネサンス高校のホームページより抜粋したものがこちらです。

 

【ゲーム実習タイトル】
・VALORANT(ヴァロラント)
・League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)
・Fortnite(フォートナイト)
・クラッシュ・ロワイヤル など

 

【習得する知識】
・計画力
・論理的思考
・問題解決力
・ライティング(文章力)
・映像制作、配信、実況
・メンタルコミュニケーション
・英語(英会話)

 

「実用レベルの英語力」「コミュニケーション能力」「強いメンタル」を育成することがルネサンス高校eスポーツ科の目的ですので、それに準じた授業内容のようです。

実際の授業風景がTwitterで見られますので、いくつかご紹介します。

 

 

 

ゲーム実習ではない授業でも、一人ずつゲーミングパソコンのある席で講義を受けていますね。
モニターを確認しながら先生の方を見て聞いている生徒や、他の画面を見ている生徒もチラホラ見受けられます。

一般的な高校に比べると、自由度が高い印象です。

また、YouTubeでも実際の様子が見られますので、学校の雰囲気がより分かりますよ!

 

【密着】ルネ高eスポーツコースの1日を全てお見せします。

 

東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校

次に専門学校の授業を見ていきましょう。
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校のeスポーツコースは3年制と4年制があります。

 

【3年制】
・スーパープロゲーマー専攻
・イベント企画・運営専攻

 

【4年制】
・eスポーツマネジメント専攻

 

特徴をそれぞれ説明します。

 

スーパープロゲーマー専攻(3年制)

選手としてはもちろん様々な部門で活躍できるように、豊富な講義があります。

 

・プロゲーマー実習
第一線で活躍するプロゲーマーや監督、コーチから実践的技術や選手としての心構えを学ぶ。
学校の公式タイトルの中から、自身がプレイするゲームを選び練習する。

 

・動画配信実践
主な収入源となる編集の技術やSNSの戦略・ファンの獲得方法など、選手として必要不可欠なスキルを学ぶ。

 

・チームマネジメント
選手たちが最高のプレーをするために、マネジメントやサポートの知識・チームの運営管理を学ぶ。

 

・合同トライアウト
実際にプロのチームを招いて学生チームの実力を見てもらうイベント。
1年生のうちから実力が認められてプロのチームにスカウトされた学生もいる。

 

イベント企画・運営専攻(3年制)

基礎からプロに必要な様々な技術を学ぶことが可能で、業界のノウハウを学びます。

 

・合同イベント制作
定期的にeスポーツイベントを制作・実施し、大会の企画・運営・指揮や照明・音響などの技術を習得。
チームの関わり方も学ぶ。

 

・COMCUP運営
全国の姉妹校をオンラインで繋ぎ、プロゲーマー専攻者が参加する対抗戦の企画運営。
ルールの整備やジャッジ、スケジュール管理などを学び実践経験を増やす。

 

・eスポーツ研究ゼミ
eスポーツの成り立ちや業界の動向を様々な観点から研究分析し、業界について学ぶ。

 

・業界インターンシップ
日本最大のeスポーツイベントである「EVO JAPAN」や「東京ゲームショウ」「RAGE」などにスタッフとして参加し、実践として学ぶ。

 

以上のスキルを習得することによってeスポーツ業界の一線を担う逸材を目指します。

 

eスポーツマネジメント専攻(4年制)

外部イベントへの参加もカリキュラムに含まれており、卒業までに即戦力として実力を身に付けることが可能です。

 

・チームマネジメント
・合同イベント制作
・COMCUP運営
これらは、3年制の講義と同等の内容を学ぶ。

 

・プレゼンテーション
チームのメンバーや企業に対して自身の考えを提案し、より良いチーム運営ができるプレゼンスキルを学ぶ。

 

それぞれの専攻の特徴以外では、次の内容も学びます。
東京アニメ・声優&eスポーツのホームページより抜粋しました。
https://www.anime.ac.jp/course/super_progamer/

 

■フィジカルトレーニング
ゲームをプレイする際の筋肉の使い方、基礎体力・動体視力の強化、食事管理などを学びます。

 

■メンタルトレーニング
モチベーションのコントロール、試合前・試合中の不安やストレスに負けない思考を身につけます。

 

■Global Communication
週4回の少人数制クラスで、世界を舞台に活躍するための英会話スキルを学びます。

 

■コミュニケーションスキルアップ
自己表現力やトーク術を身につけ、プレゼンテーションやインタビューのスキルを習得します。

 

■キャリアプログラム
業界で活躍するための社会人基礎力を養い、就職活動においての準備事項などを学びます。

 

■音響・照明基礎
イベントで使用する最新の音響や照明機材の使い方を学びます。

 

■ストリーマー実践
ゲーム動画の編集や配信、視聴者を引きつけるための基礎知識をプロのストリーマーが直接指導します。

 

■動画編集
「After Effects」や「Premiere」等のソフトを使用し、緊迫感のあるゲームシーンやプロモーションビデオなどの動画編集を学びます。

 

■業界研究
ゲーム・e-sports業界に関わる企業やチームで活躍されている方々から様々な知識を教わり、現場で学ぶ機会を得ます。

 

■ゲーム概論
e-sportsシーンにおける様々なゲームタイトルの分析・研究を行います。

 

■e-sports ビジネス
e-sports業界についての知識、ビジネスを展開するためのマーケティングやプロモーションを学びます。

 

では、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校もTwitterで様子を覗いてみましょう。

 

 

 

YouTubeでは実際に学校の設備が見られますよ。

【eスポーツ】プロゲーマー専門校にガチで潜入してみた。何をするの?本当になれる?

 

専門学校でeスポーツ学科を初めて開設した学校ですので、設備や環境が整っていますね。

また、産学連携プロジェクトとして、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校は、高校生のeスポーツ大会の大会スタッフとしても参加しています。

eスポーツ業界との提携が強いので、在学中に業界のことがしっかり学べて、卒業後に即戦力として活躍できそうです!

 

eスポーツ科の授業内容は多岐にわたる~まとめ

今回は通信制のルネサンス高校eスポーツ科と、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の授業内容についてお伝えしました。

「ただゲームをしているだけ」ではなく、プロゲーマーを目指しつつ、eスポーツ業界に必要なスキルを学ぶ内容でしたね。

 

好きな事や得意な事が仕事に結びつく。
eスポーツ科はそのような可能性がある学校です。

あなたも興味があれば、一度学校説明会へ参加してみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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