eスポーツが学べる高校のご紹介part3~通信制サポート校編

eスポーツが授業で学べる高校をご紹介するシリーズ3回目は、通信制サポート校についてお伝えします。
通信制サポート校とは、通信制高校を卒業するためにサポートする学校です。
通信制高校とサポート校のダブルで学ぶため、2校に授業料を払う必要があります。

 

サポート校でeスポーツを学び、別の通信制高校で高卒資格に必要な単位を取る形です。
今回はeスポーツ専攻コースがあるサポート校を6つご紹介します。

 

通信制サポート校

ここでは次の6校をご紹介します。
・バンタンゲームアカデミー高等部
・esports銀座school
・eスポーツ高等学院
・成美学園
・KG高等学院
・大阪eゲームズ高等学院

 

なお、学校情報は2022年11月現在のものとなります。
一つずつ見ていきましょう。

バンタンゲームアカデミー高等部

専門学校で有名なバンタンの中学卒業後から入れる高等課程です。
通信制s高が提携校となり、高校卒業資格が取れます。

 

【学べるキャンパス】
東京・大阪・名古屋(2023年4月eスポーツ開講)・福岡(2024年4月開校予定)

 

3年間で一流の「現役プロ」からゲームスキル、ゲームビジネスや動画の編集と配信方法など幅広く学びます。
就職活動に必ず必要となるビジネスマナーや、コミュニケーションスキルを個別に指導し、在学中に実際の企業で仕事体験できるインターンシップも導入しています。

 

また、企業作品審査会と呼ばれる企業からスカウトのチャンスがあるイベントを年2回実施しており、数多くの学生がここで内定を決めていますので、進学せずに就職希望の学生にも安心です。
もちろん、高卒資格取得に対しても担当の先生がいてしっかりとサポートしてくれるので、就職せずに進学することも可能です。

esports銀座school

esports銀座schoolは通信制高校の第一学院高等学校のeスポーツコースと連携しており、第一学院高等学校のサポート校となります。

 

【学べるキャンパス】東京

株式会社コナミデジタルエンタテインメントが企画運営する「esports 銀座 school」。
充実した設備と最新鋭ゲーミングデバイス等を活用して、最先端ノウハウを実践的に学べます。
プロのeスポーツチームがゲーム実践・動画編集など直接指導します。

 

またトライアウトを実施しており、合格者は1年間練習生としてプロチームで活動することも可能です。
esports銀座shcoolで1年間eスポーツを学びながら、第一学院高等学校で高校卒業資格の単位を取得すれば、トータル3年間で高校卒業が可能です。

 

各教科の学習にはタブレット端末をはじめスマートフォンやパソコンでも学習できる学習管理システム「SchoolCity」にて、いつでもどこでも学べます。
また「レポート作成」を中心に、担当者が一人ひとりに寄り添うサポート体制がありますので、高卒資格に必要な単位取得も安心です。

eスポーツ高等学院

eスポーツ高等学院は、通信制高校の中央国際高等学校とのW入学で専門教育と通信制高校の同時学習ができる、通信制高校サポート校です。

 

【学べるキャンパス】東京

産学協同のeスポーツ専門高校であるeスポーツ高等学院の授業は、シブヤeスタジアムで行います。
シブヤeスタジアムは、7メートルのメインビジョンや、40台のハイスペックゲーミングパソコン、ケアトレーニングスペースなど、最先端の設備を完備。
プロが指導する実践的なゲームトレーニングに加えて業界のプロフェッショナルを招いた特別講座もあり、eスポーツ全般を学ぶプログラムが充実しています。

 

【非登校型】全国
2023年には、完全オンラインの非登校型eスポーツ高等学院も開設。
校舎が通学圏内にない方も、ライブ授業やオンラインコース独自の映像カリキュラムで学べます。

 

また登校型と同様に、3年間で高卒資格の単位も取得できるようにサポートします。
調べた中で、eスポーツコースの完全オンライン非登校型はこの学校だけです。

成美学園

成美学園グループは「地域に根差した面倒見1番の学園」をモットーとした通信制サポート校です。
関東県内9校、およそ600名の生徒が自分に合ったスタイルで高校卒業資格取得に向けて学園生活を送っています。
eスポーツ科は2021年より開設。
3年間でプロeスポーツ選手を目指します。

 

【学べるキャンパス】千葉

現役で活躍しているプロの指導の下、ゲームの技術をはじめ、プロeスポーツ選手になるために必要なさまざまなスキルを3年間で学びます。
eスポーツカリキュラム以外にメンタルトレーニングや英会話なども取り入れており、好きな事に挑戦しながら社会で必要な力の修得が可能です。
また1年生から進路相談や三者面談を行い、生徒の考えに寄り添った卒業後の進路を手厚くサポートします。

 

3年間の実績によっては、プロチームからのスカウトをもらうことも可能です。
午前は学生・午後からはゲーマーという、eスポーツ科でしか味わうことのできない高校生活が送れます。

KG高等学院(鹿島学園高等学校)

全日制普通科高校の鹿島学園が開設した通信制高校です。
eスポーツはオプションコースとして設置されており、KG高等学院サポート校で実施しています。

 

【学べるキャンパス】東京・神奈川・埼玉・茨城・栃木・大阪・京都

eスポーツコースでは定期的に鹿島カップがあり、複数学習等支援施設合同で行われるeスポーツ大会を毎月開催!
生徒それぞれが得意な種目での優勝を目指して、日々の練習の成果を出せるよう切磋琢磨しています。
全国高校生eスポーツ選手権・STEAG:0の大会にも参加しています。
KG高等学院にはeスポーツ特待生制度があります。

 

<ここから引用>
eスポーツ特待生制度有(面接・実技試験があります)
Ⅰ種特待 サポート料全額免除
Ⅱ種特待 サポート料半額免除
特待生定員は10名です。(定員充足の場合、欠員がでたら試験実施)

 

練習拠点・学習サポートは下記の中から最寄りのキャンパスを選択できます。
東日本:秋葉原・赤羽・大宮・千葉・小山・大和(神奈川県)・つくば・守谷
西日本:なんば・京都駅前・高槻・富士吉田
自由登校・個別対応スタイルで、卒業までの学習もしっかりサポート。
学習スタイル
週2日〜5日制、週1日制、自宅学習制、ネット指導制。
<ここまで引用>

 

ネット上で調べた限り、eスポーツコースで特待生制度があるのは、こちらの学校だけでした。
詳細は直接問い合わせてみてくださいね。

大阪eゲームズ高等学院

大阪eゲームズ高等学院は、eスポーツやゲーム制作などのノウハウを現場で活躍するプロや開発者から総合的に学べる、高校卒業資格取得可能な学校です。
高校卒業資格は教育連携校での修得となります。

 

【学べるキャンパス】大阪

現役プロによる講義や現役ゲーム開発者による、業界直結の講義が最大の特色です。
プロゲーマーの今がわかるカリキュラムや、クリエイター育成の授業を通じて将来のeスポーツにまつわる業界全体に通用する人材を育てます。
ゲーム実況やイベントMCなどの技術はもちろん、声優事務所との連携で発声やナレーションなどのトレーニングも可能です。

 

まとめ

3回にわたって、eスポーツ科やeスポーツコース専攻として学べる高校をご紹介してきました。
全日制普通科高校・通信制や高等専修学校・通信制サポート校の「専攻」として導入されているのは、eスポーツが教育として学びの要素があることの証明といえますね。

 

「ゲームは遊び」と一括りにせず、eスポーツを学ぶことでさまざまな可能性があることを知っていただけたら幸いです。
記事part1/part2リンク
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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