eスポーツが学べる高校のご紹介part2~通信制・専修学校編

前回は「eスポーツを学ぶ学校が増える理由」と「eスポーツが学べる全日制高校」をご紹介しました。

 

学校が増える理由は、発展するeスポーツ業界の人材育成が考えられます。
そして人材育成と共に、学校でeスポーツを学ぶ目的は3つあります。
・インターネットでのマナーが学べる
・チーム活動により社会性が身に付く
・集中力・想像力・戦略や分析などの思考力が伸ばせる

 

部活動ではなく、eスポーツが授業として学べる全日制高校は2つあり、こちらの記事でご紹介していますのでお読みくださいね。

今回はeスポーツが学べる通信制高校と高等専修学校をご紹介します。

 

通信制高校

通信制といえば、家で勉強し年に数回の登校日があるというイメージかと思いますが、eスポーツ科ではほぼ通学するスタイルです。
まずはeスポーツ専攻コースがある通信制高校からご紹介しましょう。

ルネサンス高校

2018年に日本の高校で初めてeスポーツコースを開講した通信制高校です。
eスポーツコースは、全国6キャンパスで展開しています。

 

【学べるキャンパス】
新宿代々木・横浜・大阪梅田・大阪難波・名古屋栄・福岡
2021年の「STAGE:0 2021」では、フォートナイト部門で優勝・3位入賞、「第3回 全国高校esports選手権」リーグオブレジェンド部門で全国BEST4の実績があります。
4月よりVALORANT(ヴァロラント)に特化したカリキュラム「VALORANTコース」も開講予定のeスポーツ科高校の老舗です。
詳しくは、こちら(リンク)の記事でもご紹介しています。ぜひお読みくださいね。

ヒューマンキャンパス高等学校

総合学園ヒューマンアカデミーが教育連携している通信制高校です。
連携校のヒューマンアカデミーは、2020年7月より国内トップリーグで活躍するeスポーツチーム「Human Academy CREST GAMING」の運営に参入しています。

 

【学べるキャンパス】
札幌・仙台・大宮・秋葉原・横浜・名古屋・大阪心斎橋・神戸三宮・広島八丁堀・福岡天神・那覇
プロゲーマーを目指す授業だけではなく、プログラミングもプロ講師から本格的に学ぶことができます。
またeスポーツ業界だけでなく、ゲーム業界のクリエイターも目指すことが可能です。
数多くのゲーム会社が学校に来て、ヒューマンだけの特別セミナーがあります。
一例:スクウェア・エニックス、サイバーコネクトツー、comcept、UBI SOFT、ケイカ、エッジワークス、日本一ソフトウェアなど。

 

総合学園ヒューマンアカデミーと教育提携しているため、ダブルスクールとして在校中にヒューマンアカデミー(専門学校)に通うこともできます。
もちろんヒューマンアカデミー(専門学校)の方にもeスポーツ専攻があります。
例えば、ヒューマンキャンパス2年次からヒューマンアカデミーとダブルで通うと、高校卒業と同時に専門学校卒業もできるのです。
専門学校と教育提携しているヒューマンならではのシステムですね。

クラーク記念国際高等学校

クラーク記念国際高等学校は、1992年に開校した全国で教育展開をする通信制高校です。
eスポーツコースは現役のプロ選手が講師で、実戦形式の講義でプレー技術を向上させ、国内外で開催される大会に挑戦します。
また、プレー技術だけでなく、eスポーツ大会、地域交流イベント等の企画・運営、映像配信等を行う社会体験にも取り組みます。

 

【コース・専攻でeスポーツを取り入れているキャンパス】
札幌大通・千葉・CLARK NEXT Tokyo・CLARK NEXT Akihabara・横浜・神戸三宮・熊本
株式会社コナミデジタルエンタテインメントの協力を得て全国のクラーク国際生が参加できる、「クラーク e スポーツチャンピオンシップ」をオンラインで開催しています。
クラークネクスト東京では、60名以上収容可能な「専用アリーナ」も完備!

 

上記のキャンパス以外でも、eスポーツをゼミ(選択授業)で導入しているキャンパスもあります。
また、専修学校クラーク高等学院(クラーク連携校)でもeスポーツを取り入れてますので、詳細を知りたい方は問い合わせてみましょう。

北海道芸術高等学校(福岡のみ)

eスポーツを学びながら「実用レベルの英会話能力」「コミュニケーション能力」「強いメンタル」を身に付け、「高校卒業資格」も取得できるコース。
普通科目+芸術科目で単位が修得可能です。

 

【学べるキャンパス】福岡
勝つために必要なゲーミングスキルを学ぶと同時に、パソコンやeスポーツ業界に関する知識も本格的に学びます。
また、eスポーツだけではなく学業にも力を入れていますので、大学や専門学校進学(指定校推薦)も視野に入れられます。

 

次にeスポーツ専攻がある高等専修学校をご紹介します。

 

高等専修学校

高等専修学校とは、中学卒業者を対象とした課程で実践的な職業教育を行い、さまざまな分野でスペシャリストを養成しています。
高等学校と並ぶ正規の後期中等教育機関なので、大学や専門学校の入試資格が得られます。

アートカレッジ神戸専門学校高等課程

文部科学省認定の高等専修学校です。
卒業と同時に大学や専門学校へ進学もできます。

 

【学べるキャンパス】神戸
経営母体の神戸学園がプロゲーミングチーム「V3Esports」のスポンサーなので、プロからの指導も受けられます。
卒業後に、専門コースへ進めばV3E sportsのユースチームに入るチャンスもあります。
全国高校eスポーツ選手権は第1回から出場し、「LoL」部門では2度準優勝を獲得。

 

プロゲーマーになる以外に、ゲームアナリストや解説者・イベントプロモーター、プログラミングや映像編集なども学びます。
また就職活動でも困らないように、模擬面接やマナー講座、インターンシップも取り入れています。

大阪スクールオブミュージック高等専修学校

文部科学省認定の高等専修学校です。
普通科全日制高校と同じで、卒業と同時に大学や専門学校への進学ができます。

 

【学べるキャンパス】大阪
音楽やエンタテイメントなど総合芸能が学べる学校として歴史があり、eスポーツコースは2020年に開講しました。
卒業生でプロチームに所属している現役プロゲーマーが、講師として指導しています。

 

ゲーム実践の他、配信者や実況などeスポーツ全般について学びます。
学ぶゲームタイトルは基本的に生徒がプレイしたいもので、自由度が高い印象です。
eスポーツコースですが、ダンスや音楽など他の講義も選択で受けられるようですので、eスポーツ以外にもチャレンジできる稀な高校です。

神戸・甲陽音楽ダンス&アート高等専修学校

高等専修学校ですので、卒業と同時に専門学校や大学入試資格が得られます。
e-Sports業界バックアップのもと、最新の設備がそろったe-Sportsルームが完備。
ハイスペックな ゲーミングパソコンやゲーミングデバイスを備えており、最高の環境で学べます。

 

【学べるキャンパス】神戸
9コース24の専攻があり、e-Sports以外に興味のある授業も履修できます。
例えば、「e-Sports + ダンス」「e-Sports + 声優」など、ひとり一人に合わせたカリキュラムの選択が可能です。

 

また、さまざまなプロゲーミングチームによる講義やゲーム機器メーカー、配信サイトなどの特別講義も受けられます。
姉妹校のプロゲーマーを育成する専門学校の「OCA e-Sports WORLD」へ入学金免除で進学できる特権があります。

国際アート&デザイン大学校高等課程FSG高等部

福島県知事認可の高等専修学校です。
開志学園高等学校(単位制・通信制)との教育連携により、本校での3年間の学習で高等専修学校(専修学校高等課程)と高等学校普通科の2つの卒業資格が取得できます。

 

【学べるキャンパス】福島
eスポーツ専用教室「ゲームラボ」には、ハイスペックゲーミングパソコンや最先端のゲーミングデバイス、ゲーミングチェアを完備しており、最高の環境でeスポーツを学べます。
プレイヤーとしてプロゲーマーを目指すだけではなく、パソコンの基本操作やゲーム制作を学ぶことで、クリエイターとしてゲーム業界就職を目指せます。

 

高校の基本学習には苦手科目も克服できる「スタディサプリ」を導入。
また、FSG高等部校舎で月に1〜2回のスクーリングがあり、国語・地理/歴史・数学・生物・英語・体育などを行います。

関連記事一覧