ストリートファイターのeスポーツにおける立ち位置
今回はストリートファイターのeスポーツにおける立ち位置について書いていきます。
ストリートファイターは日本ゲームでも、歴史の長いシリーズものです。
2022年の現在でも新作が出ていて、世界中でも人気のあるゲームになっています。
そんな人気のあるストリートファイターですが、eスポーツの場面ではどのような人気や大会、選手がいるのか
その辺りを書いていこうと思います。
目次
ストリートファイターとは
ストリートファイターとはカプコンが1987年に作成した、2D対戦型格闘ゲームのことです。
これがストリートファイターの始まりになります。
2022年現在ではストリートファイターVまで発売されており、世界中でも人気のゲームになっています。
全世界のシリーズ総販売本数は4800万本にもなっています。
ストーリーは幼少よりさまざまな格闘技を学んだ主人公のリュウと、ライバルのケンと修行をして独自の格闘スタイルを身に付けてた2人は、世界中の強敵と戦うためにストリートファイトの旅に、出るというお話になっています。
ゲームのシステムや内容
・体力制
ストリートファイターは体力ゲージがあって、その体力を攻撃で相手の体力を、ゼロにした方が勝ちになります。
・ラウンド制
ラウンド制で試合の開始から一方の体力がゼロになるか、決められた制限時間が経過するまでが1ラウンドになります。
制限時間でラウンドが終了した場合は、体力の多い方が勝ちになります。
基本的に2ラウンド先取なので、試合は3ラウンドしかありません。
なので引き分けは実質負けと同じになってしまいます。
・技
パンチやキックに弱・中・強の三段階の強さがあり、弱は素早く出せて隙も少ないけど弱く、強攻撃は威力もあるが隙が多い攻撃になっています。
中は弱と強の間になっています。
・ガード
レバーを進行方向とは逆に入力することで、相手の攻撃をガードすることができます。
基本的にはガードであらゆる攻撃をガードできますが、立ちガード、しゃがみガードじゃないと防げない攻撃もあります。
必殺技もガードはできますが完全には防ぐことができず、少しダメージを受けます。(削りダメージ)
・必殺技
特定のレバー操作をしてボタンを押すことで発動する、強力な技です。
各キャラクターごとに必殺技やコマンドが変わってくる、キャラクターごとの特性を活かしてここぞという時に使うことで、逆転の一手になりうる切り札的なものです。
ガードしても体力が減るのでトドメの削りにも使うことができます。
ストリートファイターのeスポーツで活躍している選手や所属チーム
ウメハラ
Red Bull、HyperX、NSURGO、Hit Boxと多数の企業から、スポンサードを受けて活動するプロ格闘ゲーマーです。
海外では”The Beast”の異名を轟かせる世界的に著名なゲーマーで、日本人としては初めてプロ格闘ゲーマーという職業を確立し、社会的な認知を広めたレジェンドです。
プレイスタイルは型にハマることなく強さを追求するストイックなものです。
匠の技とも言える絶技を披露したり、野生的な反応速度や読みで相手を圧倒するなど、常に常人の想像を超えるプレイで多くのファンを魅了しています。
若い頃には「負ける要素はない」をはじめとした不遜な言動や、たかがゲームと言ったりと卑屈な態度も目立っていましたが、プロとして活動していくうちに精神的にも成長して、プロ格闘ゲーマーの第一人者、世界的な影響力を持つレジェンドにまでなりました。
使用キャラクターはリュウなどのスタンダードなキャラクターや、飛び道具を主体とするキャラクターを好んで使っています。
キャラクター選択においてウメハラ選手が重視していることは、「極端に相性の悪いキャラクターがいない、同キャラ戦が面白い」といった点を公言しています。
他のキャラクターにおいても高いレベルで使うことができます。
ヴァンパイアセイバーというゲームでは、全てのキャラクターで200連勝以上の記録を打ち立てた伝説もあります。
1997年のヴァンパイアセイバーの全国大会で優勝もしてます。
開発本部長の岡本吉起からは「10年に1人の天才」と評されています。
趣味は麻雀やウォーキング、読書、散歩などです。
現在では現役プレイヤーとして大会に参加したり、イベントの企画・運営・TV出演などあらゆる分野で格闘ゲーム界隈への貢献活動に努めています。
Saishunkan Sol 熊本
再春館システム株式会社が運営するeスポーツチームです。
九州のeスポーツを盛り上げることをメインに活動しています。
所属選手:ひぐち
Saishunkan Sol熊本所属のプロゲーマーで、JeSU認定スト5プロライセンスを所持しています。
実年齢からは想像もつかないような老獪なゲームメイクと、勝負強さを持ち味にしており、人生2週目の異名まで持っています。
ベテランプレイヤー相手にも引けを取らず、強気な読み合いを仕掛けていく試合内容に定評があり、その大胆な試合運びが不遜と比喩されることもあります。
若手の筆頭として注目されているプレイヤーの一角です。
プレイヤーネームの由来は、元々は「はくじん」と名乗っていましたが、2016年に「ハク」に変更しています。
こくじんがいるならはくじんもいるだろ、という理由からつけた名前だそうです。
ストリートファイター5ではリュウをメインに使っていましたが、ベガが強化されてからはベガをメインに使っています。
2017年1月22日、スト5「OPENREC杯新年オンライントーナメント」に出場して、第二ブロックを1位通過しています。
続く決勝トーナメントでは、もけ、ゴンザレス、犬千代、などの、名の知れた強豪を打ち倒して見事優勝しています。
この大会はTOPANGAリーグ予選も兼ねていて、優勝したひぐちは2017年2月に開催される本戦出場権を獲得しました。
TOPANGAリーグ史上初の最年少現役中学生の出場という快挙を達成しています。
2021年4月24日~25日に開催されたJeSU主催の「Japan University eSPORTS Championship:U-Champ」のスト5部門で優勝を飾り、大学生日本一を達成しています。
この大会で優勝したことで今後開かれる、JeSU選抜日本代表として出場する権利も獲得しています。
ストリートファイターの大会
ストリートファイターVチャンピオンエディションジャパンオープン 2022
ストリートファイターVチャンピオンエディションのプロ・アマ問わず日本国内のプレイヤーが参加することができる、個人戦のオンライン大会です。
この大会は2022年9月に中国・抗州で開催される、第19回アジア競技大会における、日本代表内定選手選考大会にもなっています。
大会成績上位2位を一般社団法人日本eスポーツ連合より、日本代表内定選手として日本オリンピック委員会に推薦されます。
優勝賞金は100万円、準優勝50万円、3位25万円の賞金が獲得できます。
まとめ
今回はストリートファイターのeスポーツにおける、立ち位置について書きました。
ストリートファイターは世界的にも人気であり、オリンピック競技にもなるほど競技として認知もされています。
日本の選手も若手の選手もたくさん誕生しています。
上位入賞による賞金額も大きいことからも、たくさんの企業などが協賛しているのがわかります。
このことからもストリートファイターの、eスポーツにおける立ち位置はかなり高く、これからも成長できると思います。