ストリートファイターのeスポーツにおける日本と海外の違い
今回はストリートファイターにのeスポーツにおける、日本と海外の違いを書いていきます。
ストリートファイターは海外でも人気のゲームです。
eスポーツのチームもたくさん存在しています。
日本ではまだまだeスポーツが普及していませんが、徐々に参加する企業も増えてきており、活躍する選手も世界の強豪に勝てるほどのプレイヤーがいます。
日本と海外のオンラインやオフラインの違いや、大会、プロライセンスの獲得方法などはどう違うのか?
日本と全く同じなのかどうか書いていきます。
目次
日本国内外のストリートファイターのeスポーツ環境、ストリートファイターのオンライン環境
オンラインの環境は日本国内外でランクマッチが導入されているので、似たり寄ったりではあります。
・ランクマッチ
ストリートファイターではオンラインでランクマッチという、勝つことでポイントが上がり上のランクにいける制度があります。
ルーキーから始まりWARLOADまで、なんと20個のランクに分類されています。
実力の目安としてはシルバーからが中級者で、ダイアモンドから上級者と言われています。
強いキャラクターの強い技をがむしゃらに戦って、勝てるのはゴールドまでと言われており、ランク上位者たちの実力の高さがわかります。
マッチングする相手は自分のランク±2の、ランクの人とマッチングする仕様になっています。
初めてランクマッチをやるルーキーの人でも2段上のブロンズと人とマッチングします。
対戦ゲームでよくあるのが最初は勝っても負けても、ポイントが上がる場合が多いですが、ストリートファイターVの場合は低いランク帯でも、負ければポイントが減っていきます。
やり続けていればランクが上がると言うわけにもいかず、着々と勝ち続ける必要があります。
初心者泣かせのランクマッチですが、負けず嫌いの人からしたら意地でもランクアップを狙いたいし、何よりも強い相手と戦って勝ちたいという欲望の方が勝ちます。
強いプレイヤーに欠かせないのが、負けず嫌いや負けた原因をしっかり追求できる人物です。
初心者の参入障壁がかなり高いですが、CPU対戦などもあるので、そこで腕を磨いて趣味の範囲でランクマッチを楽しむこともできます。
ランクマッチの他には対戦会なども開かれており、SNSで参加者を集めマッチングした相手と戦うというものです。
SNSで個人の実力や実績がわかるので、変な相手やラグ持ちの人がかなり少ないので、本格的に腕を磨きたいなら対戦会を利用するのがいいです。
ランクマッチで満足できない人がくる可能性もあるので、かなりの実力者と戦える環境があるのは、eスポーツの環境としては素晴らしいです。
ですが、インターネットの環境が悪い国もあり、そういった国ではオフラインで練習を余儀なくされています。
ネット環境がいい国は日本や韓国が挙げられています。
日本や韓国はいい環境が整っていますが、国によってはオンライン対戦を満足にできない場所もあります。
ストリートファイターのオフライン環境
・日本と海外のプロゲーマーの違い
国内外のストリートファイターのeスポーツにおける環境は、色々と違いがあります。
そもそも海外と日本ではプロゲーマーの定義が少し違っています。
海外では職業としてeスポーツの大会に出場して、優秀な結果を残した選手はプロゲーマーを名乗るのが普通です。
ですが、日本では日本eスポーツ連合が、一定の条件を満たした場合にのみ有料で発行する、公認プロライセンスがないとプロゲーマーになれません。
日本の選手の場合は公認プロライセンスを持っていないと、高額の賞金が獲得できる大会に出場できない場合が多いです。
なぜ公認プロライセンスが必要なのかというと、不当景品類及び不当表示防止法の存在があるからです。
この法律があるのでeスポーツの賞金が、ゲームの景品扱いになってしまうので、頑張っても有料ソフトの20倍の値段の10万円程度までしか、授与することができないのです。
この法律ができる前はそもそも優勝しても、賞金が受け取れないという過酷な状況でした。
この状況を打開するためにJeSUが考案した、プロライセンス制度が存在しています。
プロとなることで仕事の対価として、高額な賞金が受け取れるようになります。
このプロライセンスを獲得することができるのは、一部の大会とプロチームが開催する、トライアウトリーグになります。
・日本と海外のオフライン環境
日本での当面の目標は公認プロライセンスを獲得を目指すところです。
公認ライセンスを獲得することができれば、プロチームに所属することもできるし、高額賞金の大会にも参加することができます。
そのための大会やトライアウトリーグを勝ち抜くための環境は、ゲームセンターやオフ会で練習するしかありません。
ストリートファイターは大型大会以外にも、たくさんの大会が主催されています。
平日大会や週末大会など幅広く開催されており、腕試しや調整のために利用する人も多くいます。
シングル大会以外にもチーム戦などもあり、楽しく大会に参加することも可能です。
この点は海外でも同じで、平日大会やゲームセンターに集まって、日々練習しているそうです。
・日本と海外のプロとチーム
日本人では公認ライセンスがないとプロを名乗れないし、チームに所属することもできません。
現在日本人のストリートファイターのプロゲーマーは、約50人以上います。
これはゲームによりますが、かなり人数的にも多いです。
それだけ人気で企業が参入してきている証拠です。
ですが、海外とはプロの制度も違うので、海外のプロチームは色々な国から、強い選手を集めてチームを構成できます。
個人戦であることから集めることで強くなるわけではありませんが、好きな選手が所属しているから目指すなど宣伝の効果は絶大です。
日本と海外では今はまだ海外の方が、eスポーツとして活動するのが適しています。
日本でも公認ライセンスを持たなくても、プロになれたり、高額賞金大会などを気軽に開催できるようになれば、海外の選手が参加したりなどでさらに盛り上がっていくと思います。
まとめ
今回はストリートファイターのeスポーツにおける、日本と海外の違いについて書きました。
オフラインの環境は日本も海外も、ある程度同じで強い選手が、育成されるような素晴らしい環境です。
オンラインに関してはインターネットの環境が、悪くうまく機能してない国もあります。
ですが、オンラインの環境が悪い国でも、世界の強豪選手になる人もいるので、eスポーツの選手を育成できる環境は整っているといえます。
プロゲーマーになるという場合に関しては、海外の方が圧倒的に有利です。
日本も公認プロライセンスがないと、プロゲーマーになることができないという点では、実力を磨く努力をするし、公認ライセンスを獲得した後も、公認ライセンスを持っているというプライドから、負けないためにさらに努力をするという、常に成長をするための環境にはなっています。
日本と海外では環境に差があるものもありますが、それでも強豪選手が誕生しているので、ストリートファイターのeスポーツにおける環境は整っているといえます。