【eスポーツ専門学校】選ぶ基準とは?ポイント5つと入試について解説!

「ゲームが好きだから、eスポーツの専門学校へ行きたい」

このような思いからeスポーツ専門学校への進学を考える方も多いでしょう。
とはいえ、実は講義内容がさまざまあるeスポーツ科。

なにを基準にして学校を選べばいいのか、悩みませんか?

 

・プロゲーマーを目指すのか
・ゲームクリエイターになるのか
・ゲーム配信や実況者になるのか……

 

そこで今回は、eスポーツ専門学校の選び方と入試についてお伝えします。

入学後に「こんなはずではなかった」とならないように、学校選びのポイントを押さえておきましょう。

最後までお付き合いくださいね。

 

【eスポーツ専門学校】選ぶ基準とは?

eスポーツ専門学校を選ぶ基準として、ポイントは5つあります。

 

・カリキュラムの内容
・学校設備
・就職・進路状況
・学費・通学費用
・学校の雰囲気

 

それぞれ見ていきましょう。

カリキュラムの内容

カリキュラムの内容として見ておくべきものは、「ゲームタイトル」「将来なりたい職種の勉強があるか」です。

 

ゲームタイトル

活躍期間が短いとされるプロゲーマーを目指すならば、あなたが得意としているゲームタイトルの実践の有無がなにより大切です。

もちろん、プロゲーマー以外の職種でも同じです。

eスポーツにはジャンルがたくさんありますよね。

 

例えば…
FPS・TPS
MOBA
CCG

専門学校では、プロゲーマーが講師をする場合が多くあります。

 

その中で、あなたがプロのプレイヤーとして目指すタイトルで活躍しているプロゲーマーが講師かどうか・実践内容にあるのかを把握しておきましょう。

あなたが得意なジャンルのタイトルがあるかどうかで、モチベーションが変わります。

 

将来なりたい職種の勉強があるか

eスポーツといっても、職種はさまざまあります。

 

プロゲーマー
ストリーミング
イベント制作
マネジャー…など

専攻を選ぶ際も、あなたが将来なにを目指しているのかによって変わります。

 

しかし、「プロゲーマーになりたいけど、他のことも勉強しておきたい」「まだどの職種が向いているか分からない」という方もいるでしょう。

eスポーツ専門学校ではオープンスクールを実施しています。
参加してイメージを掴んでおくのがベストですよ。

学校設備

学校設備はeスポーツを学ぶ上で重要です。

 

・ゲーミングパソコンは一人一台あるのか
・パソコンのスペックは高性能か
・通信環境は整っているか

 

これらが整っていないと、実践の講義が多いeスポーツ科では勉強になりません。
eスポーツでは、パソコンのスペックやゲーミングデバイスが勝敗に直結します。
eスポーツの環境を整えるには、決して安い金額ではできません。
そのため、最新の機器を揃えている専門学校はeスポーツ科に力を入れていると言えます。

 

現在使用している機器や、最新のものにバージョンアップはされるのかなど、必ず確認しておきましょう。

就職・進路状況

2019年のeスポーツ科のある専門学校は約40校と進路ナビ(https://shinronavi.com/search/result?fld%5B%5D=A-322)で紹介されているので、現在はさらに増えていると考えられます。

専門学校で初めてeスポーツ科を開講したのは、2016年のこと。

 

まだまだ新しい学科ですので進路のデータが少なく、ネット上では公表されていない学校もあります。

ちなみに2016年にeスポーツ科を開校した東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校での卒業生は、eスポーツ関連会社やプロゲーマーとして活躍している人もいるようです。

 

しかし、どの専門学校でもはっきりとした卒業生に対して就職のパーセンテージが出ていません。
eスポーツ業界以外の職種についている場合もあります。
オープンスクールや電話・メールなどで、直接問い合わせてみましょう。

学費・通学費用

eスポーツ専門学校の学費は、およそ年間100〜150万円となります。

一般的な専門学校とさほど変わらない金額ですが、eスポーツ科は資格が取れるわけではありません。

プロゲーマーコースの最短で1年制という学校も有りますが、eスポーツ科全体では4年制の学校も見受けられます。

 

また、通える範囲に学校がない場合は、学生寮や一人暮らしの費用もかかります。

奨学金制度がある学校もありますが、学費以外にどの程度の負担金があるのか、親子で相談する必要がありますよ。

学校の雰囲気

専門学校の雰囲気も大事です。
eスポーツ科といっても、「なんとなくゲームが好きだから入学した人」と、「何がなんでもプロゲーマーになりたい人」とではモチベーションが異なります。

それは学校や講師の雰囲気にも現れます。

 

eスポーツ専門学校のオープンスクールではゲーム実践などの体験授業をしていますので、積極的に参加しておきましょう。

実際に訪問することで雰囲気を見たり、在校生や講師に話を聞いてみたりして、あなたの目的に沿うかどうかを確かめられますよ。

 

eスポーツ専門学校の入試とは?

eスポーツ専門学校の入試には以下の方法があります。

 

・AO入試
・指定校推薦
・推薦
・一般入試
・社会人枠・編入学入試

 

入試の方法は各学校によって異なりますが、一般的な入試について説明します。

AO入試

一般的な大学や専門学校でも導入されているように、eスポーツ専門学校でもAO入試は積極的に取り入れられています。
6月からエントリー開始となる学校がほとんどで、AO入試はもっとも早くスタートします。
エントリーするためには、オープンスクールや説明会の参加が条件となっている場合が多いため、早めに資料請求して確認しておきましょう。

 

試験内容としては、エントリーシートによる書類選考や面接がほとんどですが、作文や小論文の提出が含まれている学校もあります。
またAO入試は「専願」となりますので、他の学校は受験できません。
さまざまな学校を見学し比較検討したうえで、AO入試にエントリーしましょう。

指定校推薦・学校推薦・自己推薦

あなたが通われている学校が指定校となっていれば、指定校推薦が受けられます。
進路指導室や担任の先生に確認してみましょう。

 

指定校推薦では、成績や出席率など書類選考で合格できる場合もありますが、学校推薦や自己推薦では作文や小論文・面接などが主な試験となります。
どの推薦入試も「専願」となりますので、よく考えたうえで出願しましょう。

一般入試

一般入試では、書類選考・学科試験・面接などが主な試験となります。
専門学校によって内容が異なりますので、資料請求で確認してくださいね。

 

なお、ほとんどの学校で併願が可能となりますので、複数受験したい方は一般入試がおすすめです。

社会人枠・編入学入試

社会人や編入による入試は学校によっては、無い場合もあります。
資料請求して確認しましょう。

 

eスポーツ専門学校の入試では、学力や高校の成績はほぼ関係ありません。
逆に、eスポーツに対してどの程度本気で取り組めるかを重視しているようです。
eスポーツ専門学校に行ったからといって、プロゲーマーに必ずしもなれるわけではありません。

 

また、資格が取れるわけでもありません。
オープンスクールに参加して「学費を払ってでもeスポーツについて学びたい!」という強い意志を持った上で受験しましょう。

 

【eスポーツ専門学校】選ぶ基準は5つ~まとめ

今回はeスポーツ専門学校の選び方と、入試についてお伝えしました。

 

選び方のポイントは5つです。
・カリキュラムの内容
・学校設備
・就職・進路状況
・学費・通学費用
・学校の雰囲気

 

eスポーツ科といっても学校によって、環境や学ぶ内容はさまざまです。
あなたの目的に合った学校を選ぶために、オープンスクールは必ず参加しましょう。

 

また、入試についてもお伝えしました。
eスポーツ科の入試では、学力や高校の成績はあまり重視していないため入試自体は難しくないと思われます。

 

しかし、資格が取れるわけではないため目的を持っていないと時間や学費の無駄にもなりかねません。
将来のビジョンをしっかり持った上で、eスポーツ専門学校を選びましょう。

 

あなたの進む道を応援しております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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